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滅菌

オートクレーブ滅菌を推奨しております。滅菌条件は日本医療機器学会発行の「医療現場における滅菌保証のガイドライン」(P66に記載)に従ってください。
ガス滅菌は可能ですが、その他の滅菌方法(プラズマ滅菌など)は製造元の確認が取れていないため、推奨しておりません。

オートクレーブ滅菌

温度と時間

滅菌条件は日本医療機器学会発行の「医療現場における滅菌保証のガイドライン」(P66に記載)に従い、121℃ / 15分以上(最高134℃/3分)の設定で行ってください。
その他の設定で行われる場合は、病院のガイドラインに従ってください。

包装

滅菌バッグに入れて滅菌してください。
ケーブル類はガーゼでゆるやかに束ねるか、板のようなものにゆるく巻き付けてください。
 
【注 意】
  • 滅菌バッグに入れる際、電極やアクセサリーの金属部が互いに重ならないようにしてください。蓄熱により変形や破損の原因となります。
  • 包装には、蒸気の透過性(浸透性)と空気の透過性を有する材料のものをご使用ください。蒸気を吸収しやすい包装材の場合、その中心部まで蒸気が到達するために長時間を要する可能性があります。

電極の滅菌

軽量で微細構造であり先端が鋭利な物もあるため、水流による飛散によって機能が損なわれないよう、固定具を使用してください。
 
【注 意】
  • 過積載による洗浄効果の減退を避けてください。
  • コップやシャーレなど、同一バスケット上に水流を遮断する要素となる物品との配置を避けてください。

ケーブル類の滅菌

ケーブル類の滅菌
収束して配置する場合は、ゆるやかに束ねて密着箇所を少なく配置してください。折り曲げたり加重すると、熱の集中などによる断線を起こす可能性があります。通電部分の損傷がないよう配置してください。
 
【注 意】
  • ケーブル類などの細長い形状のチューブは、構造上、内腔への十分な蒸気浸透が期待できない場合があります。
  • 金属部との境目などは、異種材料の組み合わせにより構成されているため、熱膨張の差による損傷が発生していないか目視確認をお願いします。

ハンドピースなど通電小物の滅菌

凹凸が多く内腔を有する製品には、水滴の溜まる箇所があります。十分な浸透性を確保するため、余裕のある配置をお願いします。また、細腔を有する器材のため、ノズルやポートへの接続をお奨めします。
 
【注 意】
  • 電極差込部のキャップを緩めて滅菌してください。
  • 電極をハンドピースに差し込んだまま、滅菌をしないでください。電極が抜けなくなったり、差込部の金具の破損原因となります。
  • 内部に通電部分があるため、水滴を残すと通電不良の原因となります。目視では確認できない場所なので、十分な乾燥をお願いします。

滅菌してはいけないもの

対極板、フットスイッチペダル、フィンガースイッチアダプター、バイポーラコンバーターは滅菌しないでください。破損の原因になります。
※対極板については不潔野で使用するもののため、汚れた場合はアルコール綿にて清拭してください。
対極板
フットスイッチペダル
フィンガースイッチアダプター(EMC用)
バイポーラコンバーター(EMC用)

滅菌剤

蒸気滅菌に使用する滅菌剤は、水を加熱して得られる蒸気であり、水や発生設備や移送配管などの影響により、さまざまな不純物が混入する可能性があります。滅菌物表面の汚れや腐食、滅菌不良の原因となる場合がありますので、十分にご注意ください。

蒸気滅菌曝露条件

ISO高圧蒸気滅菌条件に基づく滅菌温度保持時間でご使用ください。
最大許容回数は、使用環境、管理保管状況により異なります。滅菌後の目視確認と使用前の通電確認を行い、異常があれば速やかに使用を中止してください。

蒸気乾き度(Steam Dryness Fraction)

乾き度の低い蒸気で滅菌チャンバー内へ導入されると、器材表面に水膜を作り、滅菌物の温度上昇を妨げ、滅菌不良の要因となる可能性があります。また滅菌物の凹部に水滴を作りやすく、乾燥不良による通電不良などの原因になります。
金属鋼製類に対して、乾き度95%以上の蒸気供給をお願いします。また、滅菌時内缶に導入される蒸気は、飽和蒸気を推奨します。

蒸気中の不純物

電極を含む再使用可能器材は、金属により電機導通を行っており、蒸気中の塩素や鉄分により腐食を起こす可能性があります。ISO/TS17665-2を基に、滅菌蒸気管理をお願いします。

洗浄度と乾燥の確認

洗浄により十分に汚染物が除去されていないと、蒸気が十分に到達せず、滅菌不良になる可能性があります。また洗浄後に長時間放置すると菌の繁殖の危険性があるため、洗浄後は速やかに乾燥し、滅菌を行ってください。
また、表面に水分が残っていると、十分に蒸気の浸透や温度上昇が行えない恐れがありますので、滅菌前に十分に乾燥していることをご確認ください。
 
【注 意】
  • 蒸気曝露により、温度、圧力等の物理的変化は、滅菌物質の劣化や脆弱化などの変化を蓄積します。また、異種材料の組み合わせでは熱膨張などの違いによる損傷を起こす可能性もあります。丁寧に取り扱っていただくことはもちろん、滅菌後に必ず目視確認と使用前通電を行っていただき、異常が見られたら速やかに使用を中止してください。

形状特性

再使用医療機器には、さまざまな形状があります。形状に適したラックの選択、積載形態を考慮してください。
 
 
参考:医療現場における滅菌保証のガイドライン 2015
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