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洗浄・消毒

洗浄

蒸気クリーニング(術中洗浄)

サージトロンでのみ可能な術中洗浄です。
電極先端への炭化組織や固形物の付着は、生理食塩水を浸したガーゼで電極を包み、出力を行うことで付着蛋白質が熱変性を行い遊離しやすくなります。
また、出力しながら拭い取ることで、電極へ損傷を与えずに組織片の剥離が容易に行えます。
 
【方法】
生理食塩水を含ませたガーゼを折りたたんだ状態で、電極を軽く挟みます。
ガーゼで挟みながら通電させて、組織を拭います。(※どのモードでも通電できます)
 
【注意】
蒸気クリーニングを行う際は、絶縁のために必ずゴム手袋を着用してください。
通電時間が長いと電極が熱を持ちますので、熱傷にご注意ください。
モノポーラ電極をクリーニングする際には、対極板を設置した状態で行ってください。

中性酵素洗剤への浸漬

洗浄が困難な箇所にも浸透して、付着物を分解、溶解、分散しやすくし、腐食(孔食)を低減させることができます。
蛋白質分解酵素(プロアテーゼ)は蛋白質を小さく分解し、可溶化されやすく皮膚への刺激も少ないため、物理的洗浄との併用にもご利用いただけます。

浸漬時間

通常15~20分間ですが、汚れの程度によっては30分以上行った方がよい場合もあります。ただし、長時間浸漬すると、錆の発生の危険性があるのでご注意ください。
 
【注 意】
  • 一般的に使用濃度は0.5~2.0%とされていますが、洗剤の種類に応じて濃度、温度、浸漬時間を設定する必要があります。各洗剤メーカーの推奨濃度基準に従ってご使用ください。
  • 水への浸漬は、分散性や分解能力がないため、十分な効果が得られない場合もあります。防錆性がなく、錆の発生原因にもなりますのでご注意ください。

超音波洗浄/ウォッシャーディスインフェクター

軽量で微細構造であるため、無泡性、低泡性の洗剤のご使用をお奨めします。
 
【注 意】
  • 他器材など同梱物や周辺物との接触により、損傷や変形を起こすことがありますので、器材の固定を十分に行ってください 。
  • 絶縁コーティングが施された電極は超音波洗浄をしないでください。コーティングが剥がれる恐れがあります。
 
【絶縁コーティングが施されている電極】
バイポーラ鼻腔用探針(固定型):I6/JXE、IEC-I6D
爪床用絶縁電極:H10D、H10E、H10A
 

物理的洗浄

非常に頑固な汚れには、スポンジやブラシなどの物理的作用を加え剥離してください。製品素材に損傷を加えないように、比較的柔らかい素材のものをお奨めします。
 
【注 意】
  • 金属製ブラシやヤスリ等の硬質物質の使用は避けてください。
  • 金属部の傷や損壊を招き、通電に影響を及ぼします。

すすぎ

洗浄後には十分にすすぎを行い、分解された汚染物や洗浄剤成分を表面から取り除いてください。
すすぎ水の温度は、50~60℃くらいが適温とされています。
 
【注 意】
ハンドピースなどは、スイッチ基盤の間などに汚染物が残留すると、通電不良の原因にもなりますので、ご注意ください。
《注意事項》
・血液および体液には、不動態皮膜も貫通してしまう腐食性物質があり、錆や腐食(孔食)の発生原因にもなります。付着した汚染物の状態を把握し、接続部分や内腔を有するものや皮膜等との隙間は、必ず目視で汚れの残存の有無を確認してください。
・残留血液判定キットやアミドブラック10Bなど市販の洗浄評価インジケータを活用し、洗浄効果を確認されることをお奨めします。

消毒

変性固形物の内部に存在する細菌やウイルスは、消毒薬を使用しても殺菌されません。
 
また、滅菌しても汚染や付着微生物数が多ければ、確実に滅菌することができない状況もあり、汚染有機物が消毒薬や滅菌剤を不活性化させる作用を示すこともあるようです。
汚染物が変性固化しないうちに、速やかに取り除くことをお奨めします。
参考:日本医科器械学会*¹ 鋼製小物の洗浄ガイドライン 2004
*¹現:日本医療機器学会
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